フィラリアに感染した猫の治療方法は対症療法が現実的

猫がフィラリアに感染したら治療法はあるの?

 

 

猫のフィラリア症に確実な治療法は確立されていません

 

 

猫にフィラリア症の治療を行うとすれば、症状に対する対症療法を行うか、フィラリアの成虫を駆除をするかでしょう。成虫を駆除する方法は2つあり、駆虫薬の投与を行いフィラリアを殺す方法と、外科手術を行って物理的にフィラリアの虫体を取り除く方法とがあります。

 

 

どの治療方法が現実的であるかと言うと、対症療法です。猫の場合ではフィラリア成虫を駆除することは難しく、成虫駆虫薬の安全性が十分ではありません。フィラリア成虫を体内で駆虫してしまうと、その屍骸が欠陥を詰まらせ宿主をも死にいたらせる危険性があるので、駆除するよりは、フィラリアの寄生による炎症や咳を抑えるため、ステロイド剤や気管支拡張剤の投与といった対症療法が中心に行われます。

 

 

対症療法

 

対症療法は症状に対する治療で、炎症や咳を抑えます。猫に咳などがみられる場合は強心剤、利尿剤、降圧剤などを投薬しますが、こちらの薬剤はフィラリアが消えても継続しなくてはならないケースが多いです。

 

猫が重度のフィラリア症に罹っている場合は、フィラリアの駆虫に成功しても心不全が残ってしまいます。また、肺の血管の蛇行と炎症から咳が消えない猫も多いです。猫のフィラリアは予防が簡単である反面、治療がかなり面倒なんです。

 

 

駆虫薬の投与

 

駆虫薬を投与してフィラリアの成虫を駆除すると、猫に寄生しているフィラリアの数や猫の状態によってはアナフィラキシーショックなどの合併症が出ることがあるので、駆虫薬の投与による治療は猫ではあまり行われません。

 

駆虫薬の投与によって駆除された、心臓内に寄生していたフィラリアは体外へ排出されることなく血管内を浮遊するので、死んだ虫が血管に詰まってしまうこともあります。

 

 

外科手術でフィラリアの除去

 

外科手術でフィラリアを除去する方法を外科的療法といい、これは大静脈症候群に陥った場合に適応されます。フィラリア成虫の摘出手術を行いますが、猫の体に負担を強いてしまいます。

 

    

画像引用:にほんまつ動物病院

 

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